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こんにちは。家事や子育てに忙しい毎日、ふと家の中で「ここにコンセントがあったら便利なのに…」と思ったことはありませんか?
最近は共働き家庭や在宅ワークの普及で、家の中で使う家電や充電機器が増え、「コンセントが足りない」「場所が悪い」という悩みが増えています。でも、実はこれ、リフォームのタイミングで解消できるんです。
コンセントの増設や位置変更は、暮らしやすさに直結する大切なリフォームポイント。今回は、どうしてリフォーム時に見直すべきなのか、その理由やメリットを詳しくご紹介します。
築年数の経った戸建て住宅では、コンセントの数が少なめなケースが多いです。特に築20年以上の家だと、当時は家電の数も限られていたため、今のライフスタイルには全く足りていません。
例えばこんな経験、ありませんか?
キッチン家電が多くてタコ足配線が当たり前
リビングの1か所に家族の充電器が集中し、ケーブルが絡まってごちゃごちゃ
洗面所でドライヤーやヘアアイロンを使うときに、差し替えが面倒
こうした悩みは、コンセントの数を増やすだけでスッキリ解消できます。
コンセントの「数」だけでなく、「位置」も重要です。
昔の家はテレビが1台で済んだり、固定電話がリビングに1台置いてあれば十分だったりと、家電の配置がシンプルでした。でも、今は…
各部屋にテレビやWi-Fi機器
在宅ワーク用のデスク周りにパソコンやプリンター
ベッドサイドでのスマホ充電や間接照明
など、暮らし方が変わってきています。その結果、必要な場所にコンセントがなく、延長コードやタコ足配線が増えてしまい、見た目が悪くなるだけでなく安全面も心配です。
では、なぜリフォームのタイミングでコンセントを見直すのが良いのでしょうか?
理由は大きく3つあります。
コンセントの増設や位置変更は、基本的に壁や床の中の配線をいじる必要があります。リフォームで壁紙や床材を貼り替えるときなら、同時に作業できるので効率的です。
単独でコンセント工事を依頼すると、出張費や養生費用がかかる分、割高になることも。リフォームのついでなら、まとめて工事できるのでコストを抑えられます。
例えばリビングに壁掛けテレビを付ける場合や、キッチンのレイアウトを変える場合など、家具や家電の配置に合わせて必要な場所にピッタリの位置にコンセントを設置できます。
具体的に、どこに増設・位置変更するのが便利なのでしょうか?40代主婦の方に人気の設置場所をいくつかご紹介します。
作業台周辺に追加で2〜3口
冷蔵庫や電子レンジ用に専用回路
ポイント: キッチンは家電が多いので、容量オーバーを防ぐために専用回路を検討しましょう。
壁掛けテレビの裏に
ソファ周りにスマホやタブレットの充電用
ポイント: 間接照明やロボット掃除機用に低い位置にコンセントを追加するのも◎。
ドライヤー、アイロン、洗濯機用に余裕を持った数
ポイント: 洗濯機用は専用回路で防水タイプが安心。
ベッドサイドにスマホ・照明用
クローゼット内に掃除機充電用
ポイント: 枕元にコンセントがあるとスマホの充電や照明のON/OFFが便利です。
電動自転車のバッテリー充電用
クリスマスなど季節の飾り用
実際にコンセントリフォームをしたお宅からはこんな声が聞かれます。
✅ キッチンがスッキリして、調理中のストレスが減った
✅ ベッドサイドでスマホを充電できて便利
✅ リビングが延長コードなしでおしゃれに
✅ 掃除機の充電が楽になったので、家事のハードルが下がった
このように、毎日の小さなストレスが解消され、家事や子育てがより快適になります。タコ足配線が減ることで火災リスクも減るので、安心感もアップしますね。
コンセントの見直しは、一見地味なリフォームに見えますが、実は暮らしやすさに直結する重要なポイントです。
リフォームのタイミングなら工事がしやすく、費用も抑えられるのでとてもおすすめです。特に築年数が経った戸建てにお住まいの方は、ぜひ一度ご検討くださいね。
✅ コンセントの数や位置は現代の暮らしに合っていない家が多い
✅ リフォーム時ならコストも効率も◎
✅ キッチン・リビング・寝室・玄関など見直しポイント多数
✅ 延長コード不要で見た目も安全性もアップ
✅ 毎日の家事が楽になり、ストレスフリーに!
コンセントリフォームで、あなたの家ももっと快適で安全な空間にしてみませんか?
こんにちは。最近は電気代の値上げが続き、家計に大きな負担を感じている方も多いのではないでしょうか?特に子育てや家事に追われる主婦の皆さんにとって、少しでも毎月の出費を減らしたいのは切実な思いですよね。
実は、戸建て住宅にお住まいなら「リフォーム」で無理なく節電につながる方法があるのをご存じですか?一時的な出費はありますが、長い目で見れば毎月の電気代が下がり、家全体の快適さや価値も上がるので、とてもコスパの高い投資になります。
今回は、戸建ての節電リフォームにおすすめのポイントを5つ に絞ってご紹介します。今後の計画の参考にしてくださいね!
節電リフォームの中でも特に人気が高いのが「窓」の断熱リフォームです。
なぜ窓なのかというと、実は 家の中で一番熱が出入りするのが窓 だから。冬は約50%の熱が窓から逃げ、夏は70%もの熱が窓から入ってくると言われています。そのため、窓の性能を上げるだけで、エアコンの効きが大きく変わり、冷暖房費がぐっと下がります。
主な方法は以下の3つです。
複層ガラス(ペアガラス)に交換
→ 断熱性能の高いガラスにするだけで、冷暖房の効率がアップ。
内窓を設置
→ 既存の窓の内側にもう1枚窓を付ける方法で、工事も短時間で費用も比較的安価。
断熱サッシに交換
→ サッシ自体をアルミから樹脂や複合タイプに変えるとさらに効果的。
補助金制度が活用できる場合も多いので、業者に相談してみましょう。
古い家電や設備は、どうしても電力消費が大きくなります。特にエアコンや給湯器は家庭の電力消費のかなりの割合を占めるため、ここを見直すと節電効果が大きいです。
例えば…
10年以上前のエアコン を最新の省エネモデルに変えると、消費電力が半分近くになるケースも。
給湯器も、従来のガス給湯器から「エコキュート」や「エコジョーズ」に切り替えることで効率がアップし、光熱費を大幅に削減。
エアコンや給湯器の寿命は約10~15年が目安なので、今の設備が古いなら買い替え時かもしれません。
意外と見落としがちなのが「照明」の見直しです。白熱電球や蛍光灯からLED照明に変えると、電気代が大幅に下がります。
LEDの特徴は以下の通り。
消費電力が白熱電球の約1/8。
寿命が長く、交換の手間も減る。
熱をほとんど持たないので夏場の冷房負担も軽減。
最近は、調光や調色ができるおしゃれなLED照明も増えているので、家全体の雰囲気を変える良い機会にもなります。
特にリビングやダイニングなど長時間使う場所から取り替えるのがおすすめです。
少し本格的ですが、太陽光発電を設置するのも節電リフォームの一つです。
日中の電力を自家発電でまかなえば、その分電力会社から買う電気が減り、電気代を大きく削減できます。さらに、最近は発電した電気をためておける「蓄電池」を組み合わせることで、夜間や停電時にも安心して使えます。
初期費用は高めですが、長期的に見るとコストメリットは十分。国や自治体の補助金や、ローンの活用で負担を軽くできる場合もあるので、検討してみる価値があります。
最後にご紹介するのは、床や壁の断熱性能を高めるリフォーム です。
築年数の経った戸建て住宅は、床や壁の断熱材が不十分な場合が多く、冷暖房の効率が悪くなりがちです。特に冬場、床からの冷えが強い家では、暖房費がかさんでしまいます。
リフォームで床や壁にしっかりと断熱材を入れることで、冷暖房効率がアップし、1年中快適に過ごせるようになります。結露やカビの防止にもつながるので、健康面でもメリットがあります。
これまでご紹介した節電リフォームは、どれも「電気代の節約」だけでなく、家の快適性や資産価値の向上にもつながります。また、環境にも優しい選択なので、次世代の子どもたちのためにもプラスになりますね。
最近は国や自治体の補助金・助成金制度も充実していて、負担を軽くしてリフォームできるケースも多いです。まずはお住まいの地域でどんな制度があるのか、調べてみるのがおすすめです。
いかがでしたか?
電気代が高騰している今だからこそ、少しの工夫で毎月の負担を減らし、快適で環境に優しい暮らしを手に入れるチャンスです。特に戸建て住宅は、リフォームでの効果が実感しやすいので、このタイミングでぜひ検討してみてくださいね。
節電につながるリフォームポイントは以下の5つ。
✅ 窓の断熱リフォーム
✅ 省エネエアコンや給湯器への交換
✅ LED照明への切り替え
✅ 太陽光発電や蓄電池の導入
✅ 床や壁の断熱強化
毎月の電気代に悩む主婦の皆さん、ぜひ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
「ドライヤーは100Vだけど、エアコンは200Vって書いてある」
「新しくIHクッキングヒーターを入れたいけど、200Vって何?」
「そもそも100Vと200Vって何が違うの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
普段の生活の中ではあまり意識しない“電圧”ですが、実は家電選びやリフォーム、節電、さらには安全面にも大きく関わる大切な知識なんです。
この記事では、現役の電気工事士の視点から、100Vと200Vの違いや、それぞれに適した家電、コンセントの形状、そして暮らしに役立つ豆知識まで、やさしく丁寧に解説します。

まず最初に知っておきたいのが、「V(ボルト)」とは何を示しているのかということ。
電圧とは、電気を押し出す力のこと。
水道に例えると「水圧」のようなもので、電圧が高いほど、電流(電気の流れ)が強くなります。
日本の家庭用電源では、一般的に100Vと200Vの2種類が使われています。
100V=一般的なコンセント(テレビ、冷蔵庫、炊飯器など)
200V=エアコン、IHヒーター、衣類乾燥機などの高出力家電用
100Vは、日本の家庭で最も多く使われている電圧です。安全性が高く、電力も控えめなので、以下のような家電に向いています。
テレビ
炊飯器
冷蔵庫(小型)
照明器具
掃除機
電気の流れがマイルドなため、家庭の配線にも負担が少なく、小さなお子様がいる家庭でも安心です。
一方で、エアコンやIHクッキングヒーター、衣類乾燥機など、大きな電力を必要とする家電には200Vが使われます。
200Vを使用するメリットは主に以下の通り:
消費電力が同じでも効率が良くなる(同じパワーを使ってもコードが熱くなりにくい)
モーター系家電のパワーが強くなる
電気代を抑えやすくなることも(使用時間が短縮できる)
一般的な家庭用コンセントは「縦2つ穴」の形です。
見慣れた形ですよね。
形状:平行な2穴
差込口の幅:狭い
プラグもシンプル
このタイプのコンセントは、ほぼすべての部屋に設置されています。
200V用コンセントは、見た目も少し違います。
形状:丸穴+縦穴や、斜めに開いた3穴
差込口が大きめ
専用プラグでないと差せない
また、コンセントのプレートに「200V」と記載されていることも多いです。
新築やリフォーム時に、エアコン専用の配線を設ける場合には、200V専用コンセントが設置されます。
| 家電 | 備考 |
|---|---|
| 冷蔵庫(家庭用) | 500L未満が多い |
| テレビ | 32〜65インチでも100V |
| 電子レンジ | 一般的な家庭用 |
| 炊飯器 | ほぼすべて100V |
| 掃除機 | コード式もコードレスも100V |
| 家電 | 理由や特徴 |
|---|---|
| エアコン(大型) | 部屋の広さにより200Vを選ぶことが多い |
| IHクッキングヒーター | 加熱効率が良く、火力も強い |
| 衣類乾燥機(ヒートポンプ式) | 高出力で乾燥時間が短縮できる |
| 食洗機(大型据置型) | 業務用に近いスペックだと200V |
| エコキュート | お湯を効率よく沸かすため200Vを使用 |
リフォームやエアコンの取り付けなどで「200Vが必要」と言われた場合、ご自宅の配線が200Vに対応しているかどうかを確認する必要があります。
→ 電気工事士による分電盤(ブレーカー)からの工事が必要です。
配線の太さをチェック
ブレーカーの空き回路を確認
コンセントを200V用に交換
この工事は電気工事士の資格が必須です。DIYでは絶対にやってはいけません。
結論から言えば、家電が故障します。
電圧が2倍になるため、内部の回路がショートしたり、最悪の場合発火することも…。
反対に、200V家電を100Vコンセントに差しても、動かないか、動いても異常発熱や誤動作のリスクがあります。
必ず、「家電のラベル表示」を確認しましょう。
多くは「100V」または「200V」の明記があります。
→消費電力量(kWh)が同じなら電気代はほとんど変わりません。
ただし、200V家電の方が効率よく動くため、使用時間が短く済み、結果的に電気代が下がることもあります。
→配線の距離や設置場所によりますが、1カ所あたり15,000円〜30,000円程度が相場です。
エアコン設置の際に同時に行うと、工事費を抑えられることもあります。
→200V自体が危険というより、使い方や設置が正しくないと危険です。
きちんと施工された専用回路、適切なブレーカー、アース付きコンセントがあれば、安全に使えます。
| 比較項目 | 100V | 200V |
|---|---|---|
| 対象家電 | 一般的な家電 | 高出力家電(エアコン、IHなど) |
| コンセント形状 | 縦2つ穴 | 専用形状(丸+縦など) |
| 特徴 | 安全性・汎用性 | 効率・パワー重視 |
| 工事の必要性 | 不要 | 場合により必要 |
日々の暮らしを支える家電たち。
その性能をしっかり活かすためにも、「100Vか200Vか」という視点はとても大切です。
新しい家電を買うとき
リフォームを検討するとき
家を建てる・引っ越すとき
「この家電、200Vだっけ?」「うちのコンセント、大丈夫かな?」と思ったら、ぜひ**一度プロの電気工事士に相談してみてくださいね。
安全で快適な暮らしの第一歩は、「正しい知識」から。
暑い夏、寒い冬。電気代の中でも大きな割合を占めるのがエアコンですよね。
「エアコンの室外機にカバーを付けると節電になる」と聞いたことがある主婦の方も多いはず。
でも実は、カバーの使い方を間違えると逆効果になることも。
この記事では、室外機の基本的な仕組みから、カバーの正しい知識、そして本当に効果的な省エネ方法まで、わかりやすく解説します。
エアコンは「室内機」と「室外機」の2つで動いています。
室内機が部屋の空気を冷やしたり温めたりしているように見えますが、実際に熱のやりとりをしているのは室外機です。
冷房時:部屋の熱を外に放出
暖房時:外の熱を取り込み、室内へ送り込む
このとき、室外機には「熱交換器」「コンプレッサー」「ファン」が入っており、熱を効率的に移動させることが省エネのカギになります。
「直射日光を防げば熱くなりにくくなって、効率が良くなる」というのは一理あります。
ですが、むやみにカバーを付けてしまうと、風通しが悪くなり、かえって室外機が高温になることも。
| ケース | 影響 |
|---|---|
| 室外機全体をすっぽり覆う布製カバー | 放熱ができず、効率が悪化。内部に熱がこもり、故障の原因にも。 |
| 室外機の前面に植木鉢などを置く | 吸排気の妨げになり、運転効率が落ちる。 |
| 側面に物置や壁が近接している | 放熱スペースが確保できず、空気が滞留してしまう。 |
とはいえ、正しく使えばカバーも有効な省エネアイテムになります。
上面だけを覆うルーバー型カバーがおすすめ
側面や背面は空けて、風の通り道を確保
素材は金属製や遮熱性のあるアルミコート生地などが◎
カバーと室外機の間に空間を作る設計が理想
これなら、直射日光を遮りつつ、放熱も妨げないので効率アップが期待できます。
室外機の効率を高める方法は、カバーだけではありません。
日常的にできるポイントをまとめました。
なるべく日陰になる場所に設置(北向きや軒下など)
周囲30cm以上の空間を空ける
できれば地面から10cm以上浮かせて設置(湿気・ゴミの吸い込みを防止)
室外機の裏側にあるフィンにホコリやゴミがたまると熱効率が低下
年に2〜3回は掃除機やエアダスターなどで清掃を
室外機の周囲に雑草や落ち葉がたまると、空気の流れを妨げる原因に
見落としがちなポイントですが、意外と効果大です
では、これらの工夫でどのくらい電気代に差が出るのでしょうか?
| 対策 | 電気代の削減効果(目安) |
|---|---|
| 適切な日よけカバーの設置 | 年間約1,000〜2,000円程度 |
| 室外機の周辺環境を改善 | 年間約2,000〜3,000円程度 |
| 室外機の定期的な掃除 | 年間約1,500〜2,500円程度 |
トータルで見ると、年間5,000円近い節約も可能になります。
エアコンの節電は、室内機との連携も重要です。
フィルター掃除は月1回
冷房時はカーテンやすだれで日差しを遮断
室温設定は冷房は28℃、暖房は20℃を目安に
これらと併せて、室外機にも目を向ければ、確実に電気代が変わってきます。
エアコンの室外機は、放熱・吸熱という重要な役割を果たしているため、
ちょっとした環境やカバーの使い方で大きく効率が変わります。
全体を覆うカバーはNG
通気性と日除け効果のあるカバーならOK
設置環境の見直しや掃除も効果大
無駄なく、賢く、エアコンを使ってこの夏・冬を快適に乗り切りましょう。
\今すぐチェック!/
ベランダの室外機、ゴミが詰まっていたり、風の通り道がふさがっていませんか?
まずは周囲30cmの空間を確保することから始めましょう!
電気料金の高騰や環境意識の高まりを背景に、東京都練馬区でも「エコキュート」を導入するご家庭が増えています。
「設置したら本当にお得なの?」
「置き場所に制限ってあるの?」
「今の給湯器から交換できるの?」
こうした疑問をお持ちの方に向けて、今回はエコキュートの基礎知識から、設置場所のルール、経済的メリットまでを徹底的にご紹介します。

エコキュートとは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「家庭用の給湯システム」です。
正式には自然冷媒ヒートポンプ給湯機と呼ばれ、従来のガス給湯器や電気温水器に比べて、非常に省エネ性能が高いのが特徴です。
ポイントはこの3つ:
電気で動くが、電気そのものではなく「空気の熱」を使ってお湯を沸かす
夜間の安い電力を利用してお湯をつくる(※時間帯別契約を併用)
タンクにお湯を貯めておき、必要なときに給湯する
つまり、「空気の熱を使う+夜間電力を活用する=光熱費がグッと安くなる」という仕組みです。
エコキュートの「省エネ性」を支えているのは、ヒートポンプ技術です。
これは、エアコンと同じ仕組みで、外気から熱を取り込み、その熱で水を温めます。
ヒートポンプは「1の電気エネルギー」で「3倍以上の熱エネルギー」を生み出せる
深夜電力(23時〜7時など)を使って加熱することで、単価が安い
ガス代が不要になる(ガス給湯器からの切り替えの場合)
**東京電力の時間帯別電力プラン(スマートライフSなど)**を活用することで、月々の光熱費が1〜2万円近く下がるケースもあります。
東京都練馬区は比較的住宅密集地が多く、「設置スペースの確保」が課題になりやすい地域です。
その一方で、戸建て住宅の敷地にある勝手口裏や庭の一角、エアコン室外機の隣などにエコキュートを設置する例も多く見られます。
東京電力の深夜料金プランが利用可能(夜間電力で効率的な運用が可能)
都市ガスからの切り替え需要も高まっている
騒音や振動への配慮が必要な立地が多い(住宅が隣接しているため)
エコキュートの設置にはいくつかのルールや物理的条件があります。
設置後にトラブルにならないために、以下のような点を事前にチェックしましょう。
貯湯タンク:およそ「高さ2m×幅0.7m×奥行き0.7m」
ヒートポンプユニット:エアコン室外機と同じくらい(幅80cm前後)
最低でも横幅1.5m、奥行き1m、高さ2mのスペースが必要になります。
家の外壁に近い場所(配管が容易)
排水が確保できる場所(湯沸かし時に水が出る)
騒音に配慮できる位置(寝室や隣家から離す)
地面がコンクリートや硬い土台で安定していること
木製デッキの上など、耐荷重が不足する場所
道路境界ギリギリの位置(行政指導が入る可能性あり)
倉庫や物置の中(通気性や排熱が確保できない)
ガス給湯器からの切り替えの場合、ガス管の閉栓や配管変更が必要です。
電気温水器の場合は比較的スムーズに移行可能。
東京電力の「スマートライフS」や「夜トク」など、深夜電力を活用できるプランへの変更を検討。
200V対応のブレーカーが必要なため、分電盤の確認も重要です。
家族の人数や使用量に応じて、タンク容量(370L or 460L)を選定。
「追い焚き機能」や「自動湯張り」など必要な機能も検討ポイント。
国の「高効率給湯器補助金」や東京都の独自制度などが適用されることがあります。
練馬区単独の助成は現在ありませんが、随時チェックしておくと安心です。
| 費用項目 | 都市ガス給湯器 | エコキュート |
|---|---|---|
| 月のガス代 | 約7,000円 | 0円 |
| 月の電気代増加 | +2,000円程度 | +2,000円 |
| 合計月額費用 | 約7,000円 | 約2,000円 |
| 年間差額 | – | 約6万円節約 |
初期費用は約40〜50万円程度かかりますが、7〜8年で元が取れる計算になります。
10年以上使う家庭が多いため、長期的には大きな節約効果が期待できます。
A. 設置時に専用の基礎にアンカー固定するため、地震などでも簡単には倒れません。
A. 東京の気候では問題なく使用可能です。特に練馬区のような都市部では、凍結対策も最小限で済みます。
A. 給湯はできませんが、タンク内に残っているお湯は蛇口から出せます(※湯量には制限あり)。
A. 年に1回程度、貯湯タンクの排水やフィルター清掃を行えばOKです。10〜15年程度が交換の目安です。
エコキュートは、設置スペースと使用スタイルさえ合えば、環境にも家計にも優しい選択肢です。
練馬区のように住宅が密集している地域では、置き場所の工夫や静音タイプの選定が重要になります。
だからこそ、設置前の現地確認や事前相談がとても大切です。
もし光熱費に悩んでいたり、ガス給湯器の交換時期が迫っているようであれば、ぜひ一度、エコキュートへの切り替えを検討してみてください。
こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社コイデン」です。
今回は、数年後には使えなくなってしまう「蛍光灯」についての情報です。

東京都内、特に練馬区をはじめとする住宅地では、築20年以上のマンションやビル、そして街中のクリニックが数多く存在しています。
これらの建物でいまだに使われているのが、古い蛍光灯器具です。
一見、問題なく点灯しているように見えても、実は以下のようなリスクやトラブルの温床になっていることをご存知でしょうか?
• 蛍光灯の球切れ放置による共用部の暗がり
• グロー球や安定器の故障による点滅や点灯不良
• 経年劣化による器具内部の焦げ・発煙・発火リスク
• 入居者や患者からのクレーム増加
• 業者による応急修理が増え、結果的にコスト高に
こうした状況は、マンション管理者やクリニック経営者にとって無視できない問題です。
「ランプだけLEDに交換」で済ませていませんか?
近年、「既存の蛍光灯器具はそのままで、LEDランプだけを取り付けるバイパス工事」が多く行われています。
しかし、これはあくまで暫定的な処置であり、根本的な解決にはなりません。
❌ バイパス工事の問題点
• 古い器具内部の安定器が劣化していると、LEDの性能を発揮できない
• 工事内容によっては電気用品安全法(PSE)違反になる可能性も
• 寿命の長いLEDでも、器具が壊れれば結局再工事が必要に
• 火災や感電リスクが残る場合もある
一方、既存と同じサイズのLED器具に「まるごと交換」する方法であれば、こうした問題を一気に解決できます。
古い蛍光灯器具は、長年の熱やホコリの蓄積で内部が劣化しています。
LED器具は構造がシンプルで発熱も少なく、火災や感電のリスクが大きく軽減されます。
クリニックでは患者が安心できる明るさと清潔感が重要。
マンションの共用廊下や階段も、LED特有の白く均一な光で防犯性・印象ともにアップします。
LEDは蛍光灯の約1/2〜1/3の電力で同じ明るさを実現します。
さらに、寿命は10〜15年と長く、メンテナンスコストを大幅に削減できます。
LED器具に交換すると、天井まわりの印象が一気に変わります。
内装リフォームなしでも、清潔で現代的な空間に見える効果があります。
最近では、蛍光灯器具と同サイズのLED器具が多数流通しています。
既存穴をそのまま活用できるため、1台あたり10〜15分程度で交換が完了。
クリニックでも診療に支障なく、夜間や休日工事にも柔軟対応できます。
• 処置室の蛍光灯がちらつく → 患者から「不安になる」と苦情
• 廊下が暗くてスタッフの作業効率が落ちている
• 天井器具の中にホコリが溜まり、衛生面で問題に
→ LED器具交換で照度アップ、衛生面・印象ともに大幅改善
• 共用階段の蛍光灯が球切れ → 足元が見えづらく転倒事故のリスク
• 管理人が頻繁に球替えに追われる
• 入居者から「建物が古い」とネガティブな印象を持たれる
→ LED化で球替え不要・見た目も明るく、防犯効果も上昇
東京都練馬区では、建築物の省エネ化・安全性向上の一環として、LED照明器具への交換を対象とした助成金制度があります(※2025年6月現在)。
主な内容(例):
• 対象:練馬区内のマンション管理組合・事業者(クリニック含む)
• 補助額:工事費の1/3〜1/2(上限あり)
• 対象設備:既存器具をLED器具へ交換する工事
※申請方法・対象条件は年により変更されるため、最新の情報は練馬区役所または工事業者を通じてご確認ください。
「費用がネックでLED化に踏み切れない…」
という管理者・経営者の方も、補助制度を活用すれば予算の悩みを大きく軽減できます。
これまでの蛍光灯器具は、昭和・平成初期の設備が中心。
しかし、令和時代においては、
• 安全性
• 明るさ・清潔感
• メンテナンス性
• 電気代の削減
• 建物の印象改善
という総合的なメリットを備えたLED器具への交換がスタンダードになりつつあります。
特にマンションやクリニックのように人の出入りが多い場所では、
「明るくて、安全で、印象の良い照明環境」が求められています。
当社(東京都練馬区)は、マンションリフォームを中心に電気工事を手がける専門業者です。店舗やクリニックも多数施工させていただいております。
• 蛍光灯器具からLED器具への安全な全交換に対応
• マンション・クリニックそれぞれの事情に合わせた工事日程の調整
• 練馬区の助成金申請も代行サポート可能
「工事中の騒音が気になる」
「一部だけの交換もできる?」
「天井の穴はそのまま使える?」
といった疑問にも丁寧に対応します。
• 古くなった蛍光灯器具は、火災・事故・クレームのリスクあり
• バイパス工事ではなく、器具ごとのLED化が主流で安全
• 工事は短時間、既存サイズの器具で見た目もすっきり
• 練馬区の助成金で費用も大幅に抑えられる
今が、見直しと交換の絶好のタイミングです。
お問合せ・現地調査・見積りは無料で対応しています。
お気軽にご相談ください。
👉【LED器具交換に関するお問い合わせはこちら】
こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社コイデン」です。
今回は、古くなった分電盤から新しい分電盤へ交換する工事の内容をご紹介します。
普段、何も起きなければ気に掛けることもない分電盤ですが、その役割はとても重要です。
分電盤の役割については、過去のブログ【とっても大事な分電盤のお話。】をご覧ください。
そんな大事な役割を持った分電盤、交換工事は絶対に必要です。
もし、リフォーム会社などで打ち合わせの際に「この分電盤、まだ使えそうなのでそのままで行きましょう!電気工事費の削減にもなりますから!」などと提案してくる業者は避けてください。
安くするために安全をご家庭から「削減」することは、リフォーム後の暮らしに「事故」をもたらします。
まずは、現状取付られている分電盤に接続された電線が正しく名称通り配線されているかを確認して取り外した後でも「どの配線がどのブレーカーに接続されるべきか」を事前に調べます。

現状が何回路あるのか、確認をしたら停電させ繋げられた配線を全て外します。

今回は容量の大きな家電やエアコンなどの増設を見込んで配線を新しくしたり追加したり既にされている状態です。
次に、新しい分電盤を取り付けていきます。

ベースを取り付けてからブレーカーなどがセットになった「中身」を取り付けるので、それぞれの配置に準じたところに電線を振り分けます。

盤内結線が終わって、配線チェックやブレーカーの動作チェックが終わった状態が上の画像です。この接続が綺麗に行われていることも「出来る電気屋」を見分ける部分です。
現在お住いの住居についている分電盤の配線をご覧になるとわかると思います。
分電盤の中で電線がグニャグニャなお家は、壁や天井などの見えない配線もグニャグニャということです。
分電盤を新しく取り付けたら、すぐに電気が使えるわけではありません。
いくつかの重要なチェックを行ってから電気が使えるようになります。
・電圧のチェック
画像の中で「黒くて一番太い電線」これがいわゆる「電源」になります。各住居に外から入ってくる電源です。この電線に正常に必要な電気が流れているかをテスターと呼ばれる機器を使って計測します。それぞれのコンセントなどへも正しく電気が流れるのかという部分もテスターで漏れなくチェックをします。
・絶縁抵抗値と接地抵抗値の測定
難しい言葉ですが、簡単に説明すると「漏電しないか、アースは正しく配線されているか」を調べる測定です。これが行われなければ、交換後に電気を流すことは出来ません。
もしも、この測定をせずに電気を流し、もしどこかの箇所で配線不良が起きた場合には、火災などの重大な事故が起きてしまいます。
・漏電遮断器の動作チェック
漏電がお家のどこかで起きた場合に作動してくれるのが「漏電遮断器」です。
この漏電遮断器には、テストボタンが付いていて、漏電させずに漏電が起きた時に正しく動作するかをチェックすることが出来ます。
これらそれぞれのチェックを完了させてから、初めてお家に電気が流れます。
チェックが完了したらカバーを取り付けてお家全体に電気を流します。
しかし、ここで終わりではありません。住む人が分電盤の役割をすぐに理解できるように、各ブレーカーに「ラベル」を貼り付けます。

右側の小さなブレーカーそれぞれに部屋の名前や使用機器の名称を明示して、お住いの時にもしもトラブルがあった場合、すぐにその箇所がわかるようにします。
古い分電盤などで、こういった名称を貼り付けていない場合や鉛筆などで書かれていて読めなくなっている場合も良くあります。
大昔は「住んでる人も触るわけじゃないし、別にいいだろう」的な感覚で蔑ろにされてきたようですが、現代の工事ではブレーカーの明示は「必須事項」となっており、ラベルが貼られていない場合は、最悪工事のやり直しになることもある重要な仕事です。
今回は「分電盤の交換工事」の内容について紹介しました。
現在のお住まいに取り付けられている分電盤の状態やリフォームについて疑問を持たれている方の役に立つ情報になれば嬉しいです。
・今回の所要時間 約2時間
配線作業や停電させるための手続きなどを抜きにして、ただ分電盤を交換させるためだけでしたら、平均的にこの時間とお考え下さい。
・今回の費用 15,000円
分電盤をお客様が購入して用意されている、弊社からごく近い現場、配線が完了しているなどなど、あらゆる条件が重なった「平均値」だとお考え下さい。
弊社での分電盤交換工事は「15,000円から35,000円」を基準と考えており、実際の金額は取り付けられた状況を見て確認してからのお見積りとなります。
まずはお問い合わせをいただき、現状の確認がベストです。
問い合わせのページからいつでもご質問ください→お問い合わせフォーム
こんにちは。最近では在宅ワークや子育て環境の変化により、「自宅の使い勝手をもっとよくしたい!」と感じている主婦の方が増えています。リビングの模様替えや、子ども部屋の整備、そして日々の生活で「もう少しここにコンセントがあれば…」と思ったことはありませんか?
実は、電気工事(電源やコンセントの増設など)を検討する際に、同時に「壁紙(クロス)の貼り替え」を考えておくと、驚くほど効率的で、しかもお得になるケースがあるんです。
今回は、「なぜ電気工事と一緒に壁紙を貼り替えるとよいのか?」を主婦の方にも分かりやすく、具体的なメリットと費用の面から詳しくご紹介します。
リビングでスマホを充電したいのに、近くにコンセントがない。
キッチンで家電が増えたのに、差し込み口が足りない。
子どもの部屋にパソコンを設置したいけれど、電源が遠い…。
こうした「電気の不便さ」は、暮らしのストレスのひとつです。
最近では家電製品も増え、1つの部屋に2〜3個のコンセントでは足りないことも珍しくありません。
このような悩みを解決するのが、コンセントや電源の増設工事です。
ところが、電気工事ではどうしても「壁の中」に配線を通す必要があります。
つまり、壁に穴を開けたり、一部を剥がして作業をするのが一般的です。
「えっ、そんなことしたら壁がボロボロにならない?」と心配になる方も多いのですが、実は現在の住宅の多くは、**石膏ボード+壁紙(クロス)**という構造になっており、後で簡単に補修が可能なんです。
日本の多くの住宅では、「石膏ボード」という素材で壁を作り、その上に壁紙(クロス)を貼って仕上げています。
この石膏ボードは、加工がしやすく、万が一穴を開けても簡単に補修ができるのが大きなメリット。さらに、表面のクロスも張り替えることで、まるで新品のような壁に再生できるのです。
コンセントを追加したり、配線を変更したりするために、電気業者は壁に穴を開けて作業をします。
そしてその後は、開けた穴を石膏ボードで埋めて、パテ(補修剤)で平らにし、再度クロスを貼る必要があります。
このとき、もともとのクロスが古い場合や、色あせ・汚れがある場合には、補修箇所だけが“浮いて”見えてしまい、逆に目立ってしまう…という残念な結果になることも。
そこでおすすめなのが、電気工事と壁紙の貼り替えを同時に行う方法です。
• 補修箇所と周囲の壁に違和感が出ない
• 壁紙を全面新しくすることで、お部屋の印象が一新
• 一度の工事で済むので、生活への影響が最小限
• 工事業者とのやり取りも一回で済む
特にリビングや子ども部屋、寝室など、人が長く過ごす空間では、見た目の美しさや快適さも大切。“ついでに貼り替え”で、見た目も機能性もアップさせることができるのです。
フルリフォームを行うとなると、大工工事(壁を壊す・作り直す)や家具の移動など、大掛かりな作業が必要になりがちです。
しかし今回のように、電気工事とクロス貼り替えだけを行う場合、構造をいじる必要がないため、
• 大工工事なし
• 壁の解体・再構築なし
• 工期短縮
• 工事コストもコンパクト
と、非常にコストパフォーマンスの高いリフォームが可能になります。
具体的に比較してみましょう。
工事内容 費用感(目安) 工期 特徴
フルリフォーム(壁・床含む) 100万円〜200万円以上 1〜2週間以上 大がかり。家具の移動・仮住まいが必要な場合も
電気工事+壁紙貼り替え 10万〜30万円前後 1〜2日 短期&低コスト。部分リフォームに最適
もちろん、広さや施工範囲によって異なりますが、ポイントを絞った部分リフォームなら、家計にも優しく、日常生活への影響も最小限で済むのです。
以下のような状況にある方は、今回ご紹介した方法がピッタリです!
• 子ども部屋に学習机やパソコンを設置したい
• リビングにスマート家電を導入する予定がある
• コンセントの位置が使いにくいと日頃感じている
• 壁紙が色あせてきたので貼り替えたい
• 自宅での在宅勤務環境を整えたい
これらのニーズに対して、電気工事+壁紙のリフォームは、費用対効果が非常に高い選択肢となります。
【ケーススタディ】
• 家族構成:40代主婦・夫・子ども2人
• 住居:築15年の3LDKマンション
• 悩み:子ども部屋のコンセントが少ない、リビングのクロスが汚れてきた
• 施工内容:
• コンセント増設×3ヶ所(子ども部屋・寝室・リビング)
• 壁紙貼り替え(子ども部屋・リビングのみ)
• 施工期間:2日
• 費用総額:約25万円
「最初はクロス貼り替えの予定はなかったのですが、電気工事で穴を開けると聞いて、思い切って一緒にリフォームをお願いしました。仕上がりがとても綺麗で、部屋全体が明るくなった印象です!」(施主の声)
電気工事と壁紙貼り替えを同時に行うことは、見た目の美しさ、生活の快適さ、コスト面、すべてにおいてバランスが取れたリフォーム手法です。
「壁に穴を開けるなら、ついでにクロスも一新してしまおう」
そのひと工夫で、おうちの印象は見違えるほど明るく、使いやすくなります。
もし、今リフォームや模様替えを検討中であれば、ぜひこの“合わせ技”を選択肢に入れてみてください。あなたのおうちが、もっと快適に、美しく生まれ変わるかもしれません。
「投資用物件のリフォーム、どこに頼むのが正解なんだろう…?」
もしあなたが今、そう考えている40代の個人投資家なら、このブログ記事はあなたの悩みを解決する決定的な情報源となるでしょう。
自宅のリフォームと投資用物件のリフォームは、似ているようで全く異なります。自宅リフォームは「住む人の快適性」が最優先ですが、投資用物件の場合は「ROI(投資収益率)の最大化」こそが至上命題。
つまり、いかにコストを抑えつつ、入居者ニーズに合致した魅力的な物件に生まれ変わらせるかが問われます。
多くの方が真っ先に検討されるのは、テレビCMでおなじみの大手リフォーム会社かもしれません。
しかし、結論から申し上げます。**投資用物件のリフォームにおいて、大手リフォーム会社は必ずしも最善の選択肢とは限りません。**むしろ、あなたの物件の収益性を高める上で、その選択が足かせになる可能性すらあるのです。
では、一体どこに頼めば良いのでしょうか?
このブログ記事では、投資用物件リフォームにおける「大手リフォーム会社の落とし穴」を解説し、あなたのROIを最大化するための賢いリフォーム会社選びのポイントを徹底的に掘り下げます。
特に、「近場の工務店や電気工事業者」の活用が、いかにあなたの投資を加速させるか、具体的な理由と成功事例を交えてご紹介します。
本記事を最後までお読みいただければ、あなたは自信を持って最適なリフォームパートナーを見つけ、投資用物件の価値を飛躍的に向上させることができるようになるでしょう。
まず、なぜ大手リフォーム会社が投資用物件のリフォームに適さないのか、その構造的な理由を明確にしておきましょう。
大手リフォーム会社は、そのブランド力、知名度、手厚い保証体制など、安心感を顧客に提供します。しかし、これらはすべてコストとしてリフォーム費用に上乗せされています。
* ブランド料・広告宣伝費: テレビCMや大規模なショールーム運営には莫大な費用がかかります。これらは最終的に顧客が支払うリフォーム費用に転嫁されます。
* 中間マージン: 大手リフォーム会社は、自社で全ての工事を行うわけではありません。実際には、下請けの工務店や職人に工事を依頼します。この際、大手リフォーム会社は「管理費」や「紹介料」といった形で中間マージンを徴収します。これが工事費を押し上げる大きな要因となるのです。
* 管理体制の複雑さ: 多くの担当者や部署が関わることで、情報伝達や意思決定に時間がかかり、それが間接的なコスト増につながることもあります。
投資用物件の場合、この余分なコストはそのままROIの低下に直結します。「少しでも安く、しかし品質は落とさずに」が鉄則であるため、大手リフォーム会社の高コスト体質は、投資家のニーズとミスマッチを起こしやすいのです。
大手リフォーム会社は、幅広い顧客層に対応するため、ある程度パターン化された提案を行う傾向があります。これは、多くのリフォームニーズに応える上では効率的ですが、投資用物件特有の細やかなニーズには対応しきれないことがあります。
* 「住む人」中心の提案: 大手リフォーム会社の提案は、一般的に「自宅に長く住む人」の快適性や趣味嗜好を重視したものが中心です。しかし、投資用物件で重要なのは、「広く入居者に受け入れられ、かつ耐久性があり、メンテナンス費用が抑えられる」ことです。
* 過剰な設備投資の提案: 最新の高機能設備や過度なデザイン性の追求は、自宅では満足度を高めるかもしれませんが、投資用物件では回収不能なコストとなる可能性があります。入居者が本当に求めているのは、清潔感、機能性、そして手頃な家賃です。
* 柔軟性の欠如: 投資家が求める「一部だけ手を入れたい」「特定の箇所だけ安く済ませたい」といったピンポイントな要望に対して、パッケージ化されたプランしか提示できない場合があります。
投資家は、エリアの特性、ターゲット層(単身者、ファミリー、学生など)、物件の築年数などを考慮し、戦略的なリフォーム計画を立てる必要があります。大手リフォーム会社では、この投資家目線での細やかな提案が難しいことが多いのです。
大手リフォーム会社は多くの案件を抱えているため、工事スケジュールの調整が難しい場合があります。特に、下請けの工務店や職人の空き状況に左右されるため、当初予定していた工期が遅延するリスクもゼロではありません。
* 繁忙期の対応力: 引越しシーズンなどの繁忙期には、工事開始まで待たされたり、工事期間が長引いたりすることがあります。空室期間は家賃収入が得られないため、この遅延は投資家にとって大きな損失となります。
* 緊急時の対応: 予期せぬトラブルや追加工事が発生した場合、対応が遅れる可能性があります。地元に密着した業者であれば、フットワーク軽く対応してもらえることも多いのですが、大手ではそうはいかないケースもあります。
投資用物件において、空室期間の最小化は極めて重要です。スピーディーかつ柔軟な対応が求められる中で、大手リフォーム会社の体制が足かせとなる可能性があるのです。
では、大手リフォーム会社のデメリットを克服し、あなたのROIを最大化する最適な選択肢とは何か?
それは、「近場の工務店」、そしてリフォーム内容によっては**「電気工事業者」や「水道工事業者」**といった専門業者への直接依頼です。
彼らこそが、投資家にとっての「賢いリフォーム」を実現する鍵を握っています。
近場の工務店や専門業者に直接依頼する最大のメリットは、中間マージンが発生しないことです。大手リフォーム会社を挟まないため、工事費は純粋な材料費と職人の人件費、そして最低限の経費のみとなります。
* 大幅なコスト削減: 大手経由の場合と比較して、10%~30%以上のコスト削減が期待できることも珍しくありません。この削減額は、そのままあなたの投資の利益率向上に直結します。
* 明朗会計: 大手に比べて、見積もりの内訳がシンプルで分かりやすい傾向があります。何にどれくらいの費用がかかるのかが明確なため、安心して任せることができます。
* 無駄を省いた提案: 業者によっては、必要最小限のリフォームで最大限の効果を出すためのノウハウを持っています。例えば、「この壁紙は安価だが耐久性がある」「この水栓はシンプルで故障しにくい」など、投資家目線での実用的なアドバイスが期待できます。
近場の工務店や専門業者は、地域に根差して事業を行っています。この地域密着性が、投資家にとって非常に大きなメリットをもたらします。
* フットワークの軽さ: 物件から近い場所にあるため、打ち合わせや現場確認、緊急時の対応が迅速です。ちょっとした修正や追加工事にも、柔軟に対応してくれる可能性が高まります。
* 短い工期: 無駄な移動時間や調整時間が省かれるため、大手よりもスピーディーに工事を進められることがあります。これは、空室期間を短縮し、家賃収入を早期に確保する上で非常に重要です。
* 地元のネットワーク: 地元の電気工事店、水道工事店、設備業者など、他の専門業者との連携もスムーズです。一貫して対応してくれる工務店もあれば、信頼できる専門業者を紹介してくれるケースもあります。
工務店や電気工事業者、水道工事業者などは、それぞれの分野に特化したプロフェッショナルです。彼らが持つ専門知識と経験は、投資用物件のリフォームにおいて非常に価値があります。
* 的確な現状把握と提案: 経験豊富な職人であれば、物件の構造上の問題点や、将来的なメンテナンスで発生しそうな問題を見抜くことができます。そして、それに合わせた最適な改修方法を提案してくれます。
* 質の高い専門工事: 例えば、電気工事であれば、最新のエアコン設置やコンセント増設、LED照明への交換など、専門知識が求められる部分を安全かつ確実に施工してくれます。水道工事であれば、水漏れリスクの低減や効率的な給排水設備の提案が期待できます。
* トラブル発生時の対応力: 万が一、リフォーム後に不具合が生じた場合でも、地域に密着しているため、迅速に駆けつけて対応してくれる可能性が高いです。長期的な視点で見ても安心感があります。
地元の工務店や業者は、その地域の住環境や入居者のニーズをよく理解しています。これは、投資用物件のリフォームにおいて非常に重要な要素です。
* ターゲット層の把握: 「このエリアなら学生が多いから、独立洗面台は必須」「ファミリー層が多いから、収納を増やすべき」など、地域特性に基づいた具体的なアドバイスが期待できます。
* 流行の把握: その地域で人気のある間取りや設備、デザインなどを把握しているため、より入居付けしやすい物件にするための提案をしてくれることがあります。
* 入居付けまでのトータルサポート(一部の工務店): 不動産仲介会社との連携がある工務店であれば、リフォーム後の入居付けまで含めたアドバイスをもらえるケースもあります。
これらの理由から、投資用物件のリフォームにおいては、大手リフォーム会社ではなく、近場の工務店や電気工事業者、水道工事業者といった地域密着型のプロフェッショナルに直接依頼することが、賢い投資家への第一歩となるのです。
では、実際に近場の工務店や電気工事業者を選ぶ際に、どのような点に注目すれば良いのでしょうか?
ここでは、失敗しないための7つのポイントをご紹介します。
* 「投資用物件のリフォーム経験はありますか?」と尋ねる: 自宅リフォームと投資用物件リフォームでは、優先順位が異なります。投資用物件の経験が豊富な業者であれば、コストと効果のバランスを理解し、入居者目線での提案をしてくれるでしょう。
* ポートフォリオを見せてもらう: 過去の施工事例を見せてもらいましょう。特に、あなたの物件と似たタイプの物件のリフォーム実績があれば、その業者の得意分野やセンスを把握できます。
* 得意分野を確認する: 水回り(キッチン、風呂、トイレ)に強いのか、間取り変更が得意なのか、外壁塗装に実績があるのかなど、業者の得意分野を確認し、あなたのリフォーム内容と合致するかを見極めましょう。
* 価格競争を促す: 複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を把握できます。また、業者間の競争意識が働き、より良い条件を引き出せる可能性が高まります。
* 提案内容の比較: 単に価格だけでなく、提案内容、使用する材料、工期、保証内容なども比較検討しましょう。安すぎる見積もりは、後で追加費用が発生したり、手抜き工事につながったりするリスクもあるため注意が必要です。
* 「相見積もりを取っている」ことを伝える: 業者に対して、あなたが相見積もりを取っていることを正直に伝えることで、より真剣な提案を引き出せる場合があります。
* 「一式」表記に注意: 見積もり書に「〇〇工事一式」と大雑把に記載されている場合は要注意です。何にどれくらいの費用がかかるのかが不明確なため、後から追加費用が発生するトラブルの原因になりやすいです。
* 詳細な内訳を求める: 材料費、人件費、諸経費などが細かく記載されているか確認しましょう。不明な点があれば、納得いくまで質問し、説明を求めましょう。
* 追加費用に関する取り決め: 予期せぬ追加工事が発生した場合の費用負担や、追加工事が必要になった場合の連絡体制について、事前に確認しておくことが重要です。
* レスポンスの速さ: 質問や問い合わせに対する返信が早いか、丁寧かを確認しましょう。対応が遅い業者は、工事が始まってからも同様の傾向がある可能性があります。
* こちらの意図を正確に理解してくれるか: あなたの要望をきちんと聞き、理解しようと努めてくれる担当者を選びましょう。専門用語を並べ立てるだけでなく、分かりやすい言葉で説明してくれるかもポイントです。
* 不明点への丁寧な説明: あなたが質問したことに対して、曖昧な返答ではなく、具体的に納得のいく説明をしてくれるかを見極めましょう。
* 保証期間と保証内容: 施工後の不具合に対する保証期間や、どのような内容が保証対象となるのかを事前に確認しましょう。口約束ではなく、書面で確認することが重要です。
* 緊急時の対応: 万が一、水漏れや電気系統のトラブルなど緊急事態が発生した場合の連絡先や対応体制について確認しておきましょう。
* 定期的なメンテナンス: 長期的な視点で物件を維持していくために、定期的なメンテナンスの相談に乗ってくれる業者であれば、より安心です。
* 建設業許可: 500万円以上の工事(建築一式工事以外)を行う場合、建設業許可が必要です。小規模なリフォームでも、許可を持っている業者の方が信頼性は高いと言えます。各都道府県の建設業課などで確認できます。
* 電気工事士、給水装置工事主任技術者など: 電気工事や水道工事を伴う場合は、それぞれの専門資格を持った職人がいるかを確認しましょう。無資格者による工事は、安全面でリスクがあり、後々トラブルの原因となる可能性があります。
* 損害賠償保険の加入: 万が一の事故に備えて、業者が損害賠償保険に加入しているかどうかも確認しておくと安心です。
* インターネットでの情報収集: Googleマップの口コミ、リフォーム会社の比較サイト、SNSなどで評判を調べてみましょう。ただし、全ての情報を鵜呑みにせず、複数の情報源を参考にすることが重要です。
* 近隣での実績: あなたの物件がある地域で、過去にその業者がどのような工事をしてきたかを確認できると良いでしょう。近隣の不動産会社に評判を尋ねてみるのも一つの手です。
* 実際に物件を見せてもらう(可能であれば): もし可能であれば、過去にその業者が手掛けた物件を実際に内見させてもらうことで、施工の品質を肌で感じることができます。
これらのポイントを参考に、複数の業者を比較検討することで、あなたの投資用物件にとって最適なリフォームパートナーを見つけることができるでしょう。
リフォーム会社選びの前に、最も重要なことがあります。それは、「なぜこのリフォームを行うのか」という目的を明確にすることです。
目的が明確でないと、業者任せになってしまい、無駄なコストをかけたり、入居者のニーズとミスマッチを起こしたりする可能性があります。
* 単身者向けか?ファミリー向けか?学生向けか?: ターゲット層によって、必要な設備や間取り、内装デザインが大きく異なります。
* 単身者向け: バス・トイレ別、独立洗面台、宅配ボックス、インターネット無料などが人気。
* ファミリー向け: 和室の洋室化、収納スペースの拡充、対面キッチン、子供部屋の確保など。
* 学生向け: 大学へのアクセス、手頃な家賃、セキュリティ、インターネット環境など。
* 入居率向上: 空室が長く続いている場合、最低限のリフォームで入居付けを早めることを優先します。コストを抑えつつ、清潔感と機能性を重視したリフォームが効果的です。
* 家賃UP: 周辺相場と比較して家賃が低い場合、ターゲット層のニーズに合わせた設備投資を行い、家賃を上げられる物件を目指します。ただし、投資回収期間を考慮した上で慎重に判断が必要です。
* 売却益最大化: 将来的に売却を考えている場合、買い手が付きやすいよう、トレンドを意識したデザインや、設備の一新を検討します。ただし、売却時期と市場動向をよく見極める必要があります。
* Must(必須)項目: 水漏れ、電気系統の不具合、著しい劣化など、入居者の生活に支障をきたす部分や、法的義務に関わる部分。これらは最優先で対応が必要です。
* Want(希望)項目: デザイン性の向上、設備のグレードアップなど、なくても問題ないが、あれば入居者満足度が高まる部分。予算と相談しながら、優先順位をつけて検討します。
目的が明確になれば、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズに進み、より的確な提案を引き出すことができるでしょう。
リフォームが完了したら、いよいよ入居者募集です。せっかくリフォームした物件も、その魅力を最大限に伝えなければ意味がありません。
* 物件の内覧数を増やす第一歩: インターネットで物件を探す際、最初に目に入るのは写真です。プロのカメラマンに依頼することで、物件の魅力を最大限に引き出し、内覧数を増やすことができます。
* 広角レンズと明るい照明: 狭い空間でも広く見せる広角レンズや、物件を明るく見せるための照明技術は、プロならではのテクニックです。
* 空室物件を魅力的に: 家具や家電が一切ない空室物件は、どうしても生活感をイメージしにくいものです。バーチャルステージングは、CGで家具などを配置し、入居後の生活を具体的にイメージさせるサービスです。
* 内見促進効果: バーチャルステージングを導入することで、物件の魅力が伝わりやすくなり、内見促進効果が期待できます。
* リフォームで変わった点を強調: 「水回り一新」「独立洗面台新設」「LED照明完備」など、リフォームによって物件がどのように改善されたかを具体的にアピールしましょう。
* 周辺環境の利点を付記: 最寄り駅からの距離、周辺施設(スーパー、コンビニ、病院など)、治安の良さなど、物件の立地条件の良さも忘れずに伝えます。
* ターゲット層に響く言葉選び: 例えば学生向けなら「大学まで自転車で〇分」、ファミリー向けなら「〇〇小学校区」など、ターゲット層に響く言葉を選んでアピールしましょう。
投資用物件のリフォームは、単なる修繕ではありません。それは、あなたの物件の収益性を高め、長期的な安定経営を実現するための戦略的な投資です。
このブログ記事では、
* なぜ大手リフォーム会社が投資用物件に適さないのか
* 近場の工務店や専門業者がいかに投資家にとって最適解であるか
* そして、賢いリフォーム会社選びの具体的なポイント
について解説してきました。
投資用物件のリフォームは、情報収集と適切なパートナー選びが成功の鍵を握ります。
「とにかく安く」ではなく、「コストパフォーマンスを最大化し、入居者ニーズに応える」という視点を持つことが重要です。
もしあなたが、
* 「どの業者を選べば良いか分からない」
* 「適切なリフォーム内容が知りたい」
* 「コストを抑えつつ、空室を解消したい」
とお考えであれば、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社コイデン」です
昨今、SNSなどで話題のDIYリフォーム。今回は、DIYをこれから始めようとしている方への注意喚起的な内容です。
最近、30代の男性を中心に、「自分で家を直す」DIYリフォームが人気を集めています。
InstagramやYouTubeでのビフォーアフター動画を見て「自分にもできそう!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実際、壁紙の張替えや家具のリメイク、ちょっとした棚の取り付けなど、比較的安全で自己完結できる作業もたくさんあります。
しかし一方で、絶対にDIYでやらない方がいい領域が存在します。
それが、**「水回り」と「電気配線」**です。
今回は、なぜその2つをDIYで触るべきではないのか、その理由をプロ目線で解説していきます。
ちょっとの判断ミスが、大きな事故や火災、損害賠償につながることもあるということを知っておいてください。
■ 見えない場所こそ、トラブルの温床
リフォームの中でも、水回りと電気工事は**「壁の中」や「床下」で作業が発生する**ことがほとんど。
見た目はキレイにできていても、内部で接続不良や漏電、配管の水漏れが起きていたら大問題です。
素人が自己流で取り組むと、以下のようなリスクがつきまといます:
• 配線のつなぎ間違いによる漏電・火災
• 水栓の緩みからの少量漏水 → 数ヶ月後に床が腐る
• 誤った接続でブレーカーが頻繁に落ちる or 電化製品が故障
• 壁内での水漏れで、カビやシロアリ被害が発生
これらは、完成直後には気づきにくいトラブルばかり。
半年後、1年後に気づいたときには、修繕費が何十万円〜百万円単位になるケースもあります。
■ 水道管の接続・交換は要注意!
「ちょっと水栓を交換したい」程度の軽作業ならまだしも、以下のような作業は素人には非常に危険です。
• シンクや洗面台の排水パイプ交換
• 給水管の取り回し変更
• トイレの配管部のDIY施工
• ユニットバス周辺の防水工事
水回りは一見「簡単そう」に見えても、気密・防水が完璧でなければ、少量の水が長期的に漏れる可能性があります。
■ 特に怖いのが「床下浸水」&「壁内漏水」
例えば、洗面所のパイプ接続にわずかな緩みがあった場合、1日50mlの水が漏れ続けたとしても、1ヶ月で1.5L。半年で9L以上の水が床材に染み込みます。
これにより起こる二次被害:
• 床材の腐食や変形
• カビの発生による健康被害
• シロアリの誘引
• 最悪の場合、床が抜ける
■ 電気工事は「資格」が必要
実は、家庭用の電気工事(100V・200V)には、「電気工事士」の国家資格が必要です。
無資格者が電気工事を行うことは、法律違反となります(電気工事士法違反)。
特に危険なのは次のような作業:
• コンセントの増設や移動
• 分電盤の交換
• スイッチ・照明の配線変更
• 200V機器の取り付け
これらを素人が行うと…
• 接続ミスで感電死や火災のリスク
• 建物全体の電圧異常につながる可能性
• 施工後に保険対象外となる恐れ(火災保険など)
■ 感電事故は一瞬で命取り
DIY中にありがちな「コードの切断」「濡れた手での作業」など、ちょっとした油断が命に関わります。
家庭用の100V電源でも、感電した部位や状況によっては心室細動を引き起こし、死亡事故につながることも。
■ 自己施工が原因だと、保険が下りないことも
火災保険や住宅総合保険では、事故の原因調査が行われます。
その際、「電気・水道配線の不備が原因で事故が発生」となれば、保険金が支払われないケースが多数。
また、中古物件をDIYでリフォームして売却・賃貸に出す際も、
• 配線図がない
• 工事の記録がない
• 工事責任の所在が不明
といった理由で、物件の価値が下がる/訴訟リスクがある可能性も。
安心・安全にDIYを楽しむためには、「触っても事故にならない場所」を選ぶことが鉄則です。
■ 初心者におすすめのDIY箇所
• 壁紙の張替え
• フローリングの上貼り(置くだけフローリングなど)
• カーテンレールや棚の取り付け
• ペンキ塗り
• 家具のリメイク
• 照明器具の「交換」(既存の配線は触らない)
■ 水回りや電気は「プロとの分業」がベスト
例えば…
• トイレ交換:器具の取り付けはDIY、配管接続は業者
• 照明DIY:デザイン・位置はDIY、配線は業者
• 洗面台リフォーム:キャビネットの取り付けはDIY、水道は業者
このように、自分の得意な範囲で楽しみ、専門家に任せるところは任せるというスタンスが、トラブルを防ぎながら理想の住まいを実現する鍵です。
DIYは楽しいし、愛着も湧きます。
ですが、水回りと電気配線だけは絶対に素人が手を出すべきではありません。
事故・火災・水漏れ・健康被害・保険不適用・資産価値の低下…
見えないリスクが多すぎるからです。
だからこそ、
「ここまでは自分で、ここからはプロに」
というメリハリのあるDIYスタイルを選びましょう。
安全で、長く快適に暮らせる住まいづくりを。
あなたのDIYライフが、後悔のないものでありますように。