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在宅ワーク時代に必須!安心してパソコンを使うための電源環境整備

こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社コイデン」です。

新型コロナ以降、在宅ワーク・テレワークは一時的なものではなく、働き方のスタンダードになりつつあります。
パソコンや通信機器をフル稼働させる毎日、もし「ブレーカーが落ちた」「コンセントが足りない」「突然の停電でデータが消えた」…そんなトラブルが起きたらどうでしょうか?

在宅ワークを安全かつ効率的に行うためには、**パソコンを守る“電源環境の整備”**が欠かせません。

この記事では、

  • なぜ家庭でも電源環境の見直しが必要なのか

  • 在宅ワークに潜む電気トラブル

  • 安心してパソコンを使うための電源整備ポイント

  • 電気工事士に依頼すべきケースと費用目安

を具体例とエビデンスを交えて解説します。


1. なぜ在宅ワークに「電源環境整備」が必要なのか

1-1. 家庭用コンセントの想定外使用

住宅の電気配線は、テレビや照明などを想定して設計されています。
パソコン・モニター・Wi-Fiルーター・プリンター・Web会議機器などを常時フル稼働させると、負荷が集中しやすくなります。


1-2. 電源トラブルが直接「仕事の損失」になる

  • ブレーカーが落ちてPCが強制終了 → データ消失

  • 電圧の不安定さで機器が誤作動 → 通信障害

  • 落雷や停電で基盤が破損 → 高額な修理費

仕事の進行だけでなく、信用や納期にも影響します。


1-3. 電気代の無駄にもつながる

古い配線やタコ足配線による電圧降下は、パソコンや周辺機器の効率を下げ、電気代のロスを生みます。


2. 在宅ワークに潜む電気トラブルと事例

事例1:タコ足配線で発熱

パソコン+モニター+プリンター+スマホ充電器を1本の延長コードに集中。
→ 発熱してコードの被覆が溶け、火災寸前。


事例2:落雷でPC故障

雷による瞬間的な過電流でパソコンが破損。
→ データも消失し、復旧に数十万円の費用。


事例3:ブレーカー頻発

電子レンジと同じ回路にパソコンを接続。
→ 会議中に停電、接続が途切れて取引先からクレーム。


3. 安心してパソコンを使うための電源整備ポイント

3-1. 専用回路を設ける

パソコンや在宅ワーク機器専用の回路を分電盤から直結させると、他家電の影響を受けず安定供給が可能です。

  • 特にデスクトップPCや大型モニターを複数使用する場合は必須。

  • 専用回路は火災防止にも効果的。


3-2. コンセントの増設

延長コードやタコ足配線を避け、必要な場所に壁コンセントを増設
→ 発熱や過負荷を防ぎ、見た目もスッキリ。


3-3. 雷サージ対策

  • 雷サージ対応タップや**UPS(無停電電源装置)**を導入

  • 落雷や停電からPC・ルーターを守り、作業中のデータ消失を防止


3-4. アース接続の活用

プリンター・デスクトップPC・オーディオ機器などはアース接続で電位差トラブルを予防。
→ ノイズ低減、機器寿命延長につながります。


3-5. 定期点検と掃除

  • コンセントに焦げ跡・異臭がないか

  • 分電盤の漏電ブレーカーが正常作動するか

  • 2週間に一度はフィルター掃除や埃の除去

埃が原因でのトラッキング火災は年間数百件発生しています。


4. 電気工事士に依頼すべきケースと費用目安

4-1. 専用回路の新設

  • パソコン・在宅ワーク専用に1回路増設

  • 費用:15,000〜30,000円程度

  • ※材料費などの諸経費は別途


4-2. コンセントの増設

  • 壁内配線を延長して増設

  • 費用:8,000〜20,000円程度

  • ※材料費などの諸経費は別途


4-3. 分電盤の交換

  • 漏電遮断器付き最新型に更新

  • 費用:5〜10万円程度

  • ※材料費などの諸経費は別途


4-4. UPS・雷サージ機器導入

  • 小型UPS:約2〜5万円

  • 雷サージタップ:数千円〜


5. 自分でできるセルフチェックリスト

  • 延長コードを多用していないか?

  • コンセントに焦げ跡や緩みはないか?

  • 在宅ワーク用の電源が他の大電力家電と共用されていないか?

  • 雷サージタップ・UPSを設置しているか?

  • 半年に一度、漏電ブレーカーのテストボタンを押しているか?


まとめ

在宅ワークの普及により、家庭の電気使用環境は想定以上に負荷がかかっています。
パソコンを安心して使うための電源環境整備は、快適性だけでなく「安全性」「データ保護」「仕事の信用」に直結します。

  • 専用回路やコンセント増設で安定供給

  • 雷サージ対策やUPSでデータを守る

  • 定期点検で火災リスクを予防

見えない部分にこそ投資することで、安心して在宅ワークを続けられる環境が整います。

 

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