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エアコン室外機のカバーは取り付けないほうが良い?室外機の仕組みを知って、効果的に省エネする方法をご紹介!

はじめに:エアコンの節電、カバーでできるって本当?

暑い夏、寒い冬。電気代の中でも大きな割合を占めるのがエアコンですよね。
「エアコンの室外機にカバーを付けると節電になる」と聞いたことがある主婦の方も多いはず。

でも実は、カバーの使い方を間違えると逆効果になることも。

この記事では、室外機の基本的な仕組みから、カバーの正しい知識、そして本当に効果的な省エネ方法まで、わかりやすく解説します。


第1章:室外機の役割とは?エアコンの心臓部!

エアコンは「室内機」と「室外機」の2つで動いています。
室内機が部屋の空気を冷やしたり温めたりしているように見えますが、実際に熱のやりとりをしているのは室外機です。

▶ 室外機の働き

  • 冷房時:部屋の熱を外に放出

  • 暖房時:外の熱を取り込み、室内へ送り込む

このとき、室外機には「熱交換器」「コンプレッサー」「ファン」が入っており、熱を効率的に移動させることが省エネのカギになります。


第2章:室外機カバーは逆効果になることも

「直射日光を防げば熱くなりにくくなって、効率が良くなる」というのは一理あります。
ですが、むやみにカバーを付けてしまうと、風通しが悪くなり、かえって室外機が高温になることも。

▶ よくあるNG例

ケース 影響
室外機全体をすっぽり覆う布製カバー 放熱ができず、効率が悪化。内部に熱がこもり、故障の原因にも。
室外機の前面に植木鉢などを置く 吸排気の妨げになり、運転効率が落ちる。
側面に物置や壁が近接している 放熱スペースが確保できず、空気が滞留してしまう。

第3章:正しい「カバーの使い方」と選び方

とはいえ、正しく使えばカバーも有効な省エネアイテムになります。

▶ ポイントは「日よけ+通気性」

  • 上面だけを覆うルーバー型カバーがおすすめ

  • 側面や背面は空けて、風の通り道を確保

  • 素材は金属製や遮熱性のあるアルミコート生地などが◎

  • カバーと室外機の間に空間を作る設計が理想

これなら、直射日光を遮りつつ、放熱も妨げないので効率アップが期待できます。


第4章:カバー以外の効果的な室外機省エネ対策

室外機の効率を高める方法は、カバーだけではありません。
日常的にできるポイントをまとめました。

① 設置場所を工夫する

  • なるべく日陰になる場所に設置(北向きや軒下など)

  • 周囲30cm以上の空間を空ける

  • できれば地面から10cm以上浮かせて設置(湿気・ゴミの吸い込みを防止)

② 定期的な掃除をする

  • 室外機の裏側にあるフィンにホコリやゴミがたまると熱効率が低下

  • 年に2〜3回は掃除機やエアダスターなどで清掃を

③ 雑草や落ち葉をこまめに除去

  • 室外機の周囲に雑草や落ち葉がたまると、空気の流れを妨げる原因

  • 見落としがちなポイントですが、意外と効果大です


第5章:実際にどのぐらい節電になるの?

では、これらの工夫でどのくらい電気代に差が出るのでしょうか?

▶ 節電効果の目安(年間)

対策 電気代の削減効果(目安)
適切な日よけカバーの設置 年間約1,000〜2,000円程度
室外機の周辺環境を改善 年間約2,000〜3,000円程度
室外機の定期的な掃除 年間約1,500〜2,500円程度

トータルで見ると、年間5,000円近い節約も可能になります。


第6章:室内機とのダブル対策で効果倍増!

エアコンの節電は、室内機との連携も重要です。

▶ 室内のポイント

  • フィルター掃除は月1回

  • 冷房時はカーテンやすだれで日差しを遮断

  • 室温設定は冷房は28℃、暖房は20℃を目安に

これらと併せて、室外機にも目を向ければ、確実に電気代が変わってきます


まとめ:カバーは「使い方次第」。まずは室外機の環境チェックから!

エアコンの室外機は、放熱・吸熱という重要な役割を果たしているため、
ちょっとした環境やカバーの使い方で大きく効率が変わります。

  • 全体を覆うカバーはNG

  • 通気性と日除け効果のあるカバーならOK

  • 設置環境の見直しや掃除も効果大

無駄なく、賢く、エアコンを使ってこの夏・冬を快適に乗り切りましょう。


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