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目次
暑い夏、寒い冬。電気代の中でも大きな割合を占めるのがエアコンですよね。
「エアコンの室外機にカバーを付けると節電になる」と聞いたことがある主婦の方も多いはず。
でも実は、カバーの使い方を間違えると逆効果になることも。
この記事では、室外機の基本的な仕組みから、カバーの正しい知識、そして本当に効果的な省エネ方法まで、わかりやすく解説します。
エアコンは「室内機」と「室外機」の2つで動いています。
室内機が部屋の空気を冷やしたり温めたりしているように見えますが、実際に熱のやりとりをしているのは室外機です。
冷房時:部屋の熱を外に放出
暖房時:外の熱を取り込み、室内へ送り込む
このとき、室外機には「熱交換器」「コンプレッサー」「ファン」が入っており、熱を効率的に移動させることが省エネのカギになります。
「直射日光を防げば熱くなりにくくなって、効率が良くなる」というのは一理あります。
ですが、むやみにカバーを付けてしまうと、風通しが悪くなり、かえって室外機が高温になることも。
| ケース | 影響 |
|---|---|
| 室外機全体をすっぽり覆う布製カバー | 放熱ができず、効率が悪化。内部に熱がこもり、故障の原因にも。 |
| 室外機の前面に植木鉢などを置く | 吸排気の妨げになり、運転効率が落ちる。 |
| 側面に物置や壁が近接している | 放熱スペースが確保できず、空気が滞留してしまう。 |
とはいえ、正しく使えばカバーも有効な省エネアイテムになります。
上面だけを覆うルーバー型カバーがおすすめ
側面や背面は空けて、風の通り道を確保
素材は金属製や遮熱性のあるアルミコート生地などが◎
カバーと室外機の間に空間を作る設計が理想
これなら、直射日光を遮りつつ、放熱も妨げないので効率アップが期待できます。
室外機の効率を高める方法は、カバーだけではありません。
日常的にできるポイントをまとめました。
なるべく日陰になる場所に設置(北向きや軒下など)
周囲30cm以上の空間を空ける
できれば地面から10cm以上浮かせて設置(湿気・ゴミの吸い込みを防止)
室外機の裏側にあるフィンにホコリやゴミがたまると熱効率が低下
年に2〜3回は掃除機やエアダスターなどで清掃を
室外機の周囲に雑草や落ち葉がたまると、空気の流れを妨げる原因に
見落としがちなポイントですが、意外と効果大です
では、これらの工夫でどのくらい電気代に差が出るのでしょうか?
| 対策 | 電気代の削減効果(目安) |
|---|---|
| 適切な日よけカバーの設置 | 年間約1,000〜2,000円程度 |
| 室外機の周辺環境を改善 | 年間約2,000〜3,000円程度 |
| 室外機の定期的な掃除 | 年間約1,500〜2,500円程度 |
トータルで見ると、年間5,000円近い節約も可能になります。
エアコンの節電は、室内機との連携も重要です。
フィルター掃除は月1回
冷房時はカーテンやすだれで日差しを遮断
室温設定は冷房は28℃、暖房は20℃を目安に
これらと併せて、室外機にも目を向ければ、確実に電気代が変わってきます。
エアコンの室外機は、放熱・吸熱という重要な役割を果たしているため、
ちょっとした環境やカバーの使い方で大きく効率が変わります。
全体を覆うカバーはNG
通気性と日除け効果のあるカバーならOK
設置環境の見直しや掃除も効果大
無駄なく、賢く、エアコンを使ってこの夏・冬を快適に乗り切りましょう。
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まずは周囲30cmの空間を確保することから始めましょう!