-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
――職人の空間に、緑の呼吸を。
KOI-DENの事務所に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは天井から吊るされた緑のオブジェたち。
板付けされたビカクシダ、苔玉、そして無骨な木の棚の上に並ぶ多肉植物や塊根植物たち。
どれも電気工事の現場とは対照的な“静かな生命力”を放っています。

目次
和名:コウモリラン(蝙蝠蘭)
学名:Platycerium spp.
原産地:東南アジア、アフリカ、オーストラリアなど
分類:ウラボシ科ビカクシダ属(シダ植物)

ビカクシダは樹木に着生して生きるシダ植物。
葉には、根元を覆う「貯水葉」と、ツノのように伸びる「胞子葉」の2種類があります。
この独特な形が「コウモリの羽」に似ていることから“コウモリラン”という名が付きました。
KOI-DEN事務所では板付けと苔玉の2パターンで管理され、日光と風をうまく取り入れた配置が特徴的。
作業場に自然なリズムと清涼感をもたらしています。
学名:Agave spp.
原産地:メキシコを中心とした乾燥地帯
分類:リュウゼツラン科アガベ属

多肉植物の中でも特に人気の高いアガベ。
葉先に鋭いトゲを持ち、光沢ある葉が放射状に広がる姿はまるで“金属の彫刻”。
乾燥に強く、強い日差しを好むため、日当たりの良い窓際でKOI-DENの事務所に力強い印象を添えています。
“忍耐と再生”の象徴ともいわれ、職人の粘り強さを思わせる存在です。
学名:Pachypodium spp.
和名:象の木/キリンの木
原産地:マダガスカル・アフリカ南部

幹が太く、水をたっぷりと蓄えるパキポディウムは“乾燥に生きる知恵の象徴”。
トゲに覆われた太い幹から可愛らしい葉を伸ばす姿は、荒野の中のオアシスのようです。
KOI-DENのデスク上では、LEDライトの下で堂々と立ち、根気強く育つその姿が、日々の作業への粘り強さを映しています。
学名:Ficus pumila
分類:クワ科フィカス属
原産地:東南アジア

小さなハート形の葉をつけるツル性植物。
白い斑入りの品種は、明るい場所でより色彩が映えます。
KOI-DENの事務所では、無骨な木材や金属の棚に柔らかさを添える役割を果たしており、空間に“癒し”と“彩り”を加えています。
風が吹くたびに小さく揺れる葉が、まるで呼吸をするように静かな時間を刻んでいます。
分類:サボテン科(Cactaceae)
原産地:アメリカ大陸の乾燥地帯

水分を茎に蓄え、ほとんどの葉をトゲに変えた“乾きの王”。
KOI-DENの事務所では、光を反射して輝く姿が印象的です。
見た目の無骨さとは裏腹に、非常に強く生命力に溢れた植物であり、
“少ない条件でも生き抜く強さ”を象徴する存在として職人たちの空間にぴったりです。
KOI-DENの事務所にある植物たちは、ただのインテリアではありません。
電気工事という「光」を扱う仕事のそばで、自然の光と呼吸を感じさせる存在。
それぞれが持つ生命力と造形美が、現場の緊張感を和らげ、働く人の心に“余白”を与えています。
これらの植物たちは、KOI-DENのもう一つの職人魂――
**「丁寧に、誠実に」**という理念を、静かに語っているのかもしれません。