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TikTokやInstagram、YouTube ShortsなどのSNSを見ていると、
近年ある種の動画が急激に増えていることに気づかれる方も多いのではないでしょうか。
それは、分電盤の中の結線作業を映した投稿 です。
一見すると地味で、一般の方にはあまり馴染みのない作業に思えるかもしれません。
しかし、これらの動画は数万回、時には数十万回も再生され、多くの「いいね」やコメントを集めています。
なぜ今、分電盤の中を見せる投稿 がここまで増えているのでしょうか。
そこには、電気工事という仕事の価値観の変化や、社会の流れが色濃く反映されています。

電気工事の現場において、分電盤はしばしば**「心臓部」**と呼ばれます。
建物全体へ電気を安全に分配し、回路を管理する重要な役割を担っているからです。
分電盤の内部には、数多くの電線が通り、それぞれが正確な位置へと接続されています。
このとき、
配線の曲げ方
余長の取り方
結線の順序
全体構成
といった要素のすべてに、施工者の技量や経験、思考の深さが表れます。
業界では昔から、
「分電盤を見れば、その人の仕事のレベルがわかる」
と言われてきました。
つまり分電盤の結線は、電気工事士にとっての“腕の見せ所” とされてきたのです。
これまでは、こうした仕上がりを見ることができるのは、同業者や検査担当者に限られていました。
しかしSNSの普及により、分電盤の中の様子が誰の目にも触れる時代になりました。
この変化が、投稿増加の大きな背景のひとつになっています。
分電盤の中を美しく仕上げることは、単なる見た目の問題ではありません。
そこには、安全性・合理性・将来性といった、実務上の明確な理由があります。
配線が乱雑な状態では、
締結部の緩み
電線の摩耗
熱のこもり
被覆の損傷
などが起こりやすくなります。
整然と整理された結線は、こうしたリスクを大きく軽減し、
長期間にわたって安全に使用できる環境をつくります。
分電盤は、設置して終わりではありません。
点検や改修、設備の追加などで、将来的に何度も開けられることになります。
配線が整理されていれば、
どの回路がどこにつながっているのか
どこを触ればよいのか
が一目で分かり、作業時間の短縮と事故防止につながります。
分電盤の中は、施工品質をそのまま映し出す鏡のような存在です。
配線が美しく整っている盤内を見ると、
「丁寧な施工が行われている現場である」という印象を自然に与えます。
つまり、美しさとは施工品質の結果として現れるもの と言えるのです。
これまで、分電盤の中は完成後にフタを閉じられ、
施主が目にすることはほとんどありませんでした。
どれほど丁寧な作業が行われていても、その価値が伝わる機会は限られていたのです。
しかしSNSの登場によって、この状況は大きく変わりました。
タイムラプス動画
ASMR形式の作業音
ビフォーアフターの比較
こうした表現方法を通して、職人が大切にしてきた美意識や仕事観が、
誰にでも分かる形で共有されるようになりました。
その結果、分電盤の結線作業は、
ただの裏方作業
→ 見て楽しめるコンテンツ
へと変化していったのです。
分電盤の結線動画が多くの人を惹きつける理由は、
人間の視覚と心理の特性にも関係しています。
直線
直角
規則的な並び
整然とした構成
これらは、脳が心地よさや安心感を覚える要素だとされています。
乱雑な状態から整った状態へと変化していく過程は、
掃除や整理整頓の動画と同様に、「整う快感」を強く刺激します。
分電盤の結線作業は、
高度な技術 × 規則美 × 変化
が同時に成立する、非常に相性の良い題材なのです。
分電盤の中を積極的に見せる動きは、
電気工事という仕事の捉え方が変化しつつあることも示しています。
かつての職人像は、
体力勝負
根性論
長時間労働
といったイメージと結びつきがちでした。
しかし現在のSNSでは、
段取り
思考
設計
美意識
といった知的側面が強く表現されています。
分電盤の結線は、この変化を象徴する存在だと言えるでしょう。
配線の一本一本に込められた工夫や配慮が可視化されることで、
職人という仕事の価値そのものが、あらためて見直され始めています。
分電盤の中を美しく仕上げるという行為の本質は、
単なるテクニックではありません。
見えなくなる部分こそ丁寧に仕上げる
誰も見ていなくても手を抜かない
次に触る人のことまで考える
こうした仕事に対する姿勢や価値観が、
配線の一本一本に表れています。
だからこそ、人は分電盤の中に惹かれるのかもしれません。
そこに映っているのは、
電線の並び以上に、働き方そのものの美しさなのではないでしょうか。
「電気工事の仕事は、危険で大変そう」
多くの方が、こうしたイメージを持っています。
高所作業
足場の上での作業
電柱に登る仕事
夜間工事や長時間労働
確かに、電気工事の世界には、そうした現場が数多く存在します。
しかし実は、電気工事という仕事の安全性や働きやすさは、「どんな現場を選ぶか」で大きく変わるのです。
コイデンは創業以来、
**「安心して働ける現場環境をつくる」**ことを軸に、
あえて“現場の選び方”に強くこだわってきました。

厚生労働省の労働災害統計によると、
建設業における死亡事故の**約4割が「墜落・転落」**です。
電気工事業に限って見ても、
感電事故よりも高所作業中の転落事故の方が圧倒的に多いことが分かっています。
つまり、電気工事における最大のリスクは、
高い場所で作業することそのもの
だと言えます。
コイデンの主な施工領域は、
マンションリフォーム
住戸内電気工事
中規模店舗・クリニック
です。
これらの現場では、
天井高:おおよそ2.4〜2.7m
仮設足場:ほぼ不要
高所作業車:使用なし
電柱作業:ほぼ無し
という特徴があります。
結果として、
転落事故の最大要因となる「高所作業」そのものが、日常業務からほぼ消えています。
これは、安全管理の工夫以前に、
仕事の選び方=業務設計の段階で、リスクを下げているという考え方です。
もう一つ、働きやすさに直結するのが夜間工事の有無です。
ビルや商業施設、工場などの現場では、
営業終了後
生産停止後
交通量が少ない深夜帯
に工事を行うケースが多く、
夜間作業が常態化しやすくなります。
一方、マンションリフォームや中規模店舗工事では、
日中作業が基本
17時前後で作業終了
深夜工事は原則なし
という働き方が可能です。
生活リズムが安定することは、長く健康的に働くうえで非常に重要です。
多くの電気工事会社は、
危険な作業を、どう安全に行うか
という方向で安全対策を考えます。
もちろんそれも重要です。
しかし、コイデンが大切にしているのは、
それ以前の発想です。
危険な作業を減らす仕事の設計をする。
これにより、
事故リスクの低減
身体的負担の軽減
精神的ストレスの減少
長期就業の実現
が同時に成立します。
電気工事の仕事は、技術職であり、職人仕事です。
だからこそ、
体を壊さないこと
無理な働き方をしないこと
家庭と両立できること
が、長期的に非常に重要になります。
コイデンでは、
高所作業が極端に少ない
夜間工事がほぼ無い
残業がほとんど無い
日曜・祝日・長期休暇が明確
という環境を整え、
**「10年、20年と働ける職場」**を目指しています。
高所作業が怖い、または不安な方
夜勤や不規則な生活から抜け出したい方
家族との時間を大切にしたい方
安定した環境で、じっくり技術を身につけたい方
電気工事の仕事は、
「どの現場を選ぶか」で、人生の質が大きく変わります。
電気工事は、確かに専門性が高く、責任も大きい仕事です。
しかし、
高所作業なし
夜間工事なし
無理な工程なし
という環境を選ぶことで、
安全性も、働きやすさも、大きく変わります。
コイデンは、
**「安心して働ける現場設計」**を軸に、
これからの電気工事の新しい働き方を提案し続けます。
コイデンでは、
マンションリフォーム・中規模店舗工事を中心に、
一緒に長く働ける仲間を募集しています。
▶ 募集要項・お問い合わせはこちら