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便利グッズに思わぬ危険が!IH調理器、使用上の注意点

こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社コイデン」です。
今回は、IH調理器具についての注意喚起です。

はじめに:IH調理器と便利グッズ、安全な使い方を知っていますか?

 

近年、安全で便利な調理器具として広く普及しているIH調理器。フラットな天板でお手入れも簡単、火を使わないので小さなお子さんのいるご家庭でも安心、というイメージがありますよね。

しかし、便利グッズとの組み合わせによっては、思わぬ事故につながる可能性があることをご存知でしょうか?

今回は、IH調理器を安全に使うための注意点、特に便利グッズを使用する際の危険性について詳しく解説します。

IH調理器の仕組みと注意点

 

IH調理器は、磁力線の働きで鍋自体を発熱させる仕組みです。そのため、ガスコンロのように火を使う必要がなく、安全性が高いとされています。

しかし、以下の点に注意が必要です。

  • 使用できる鍋の種類: IH調理器に対応した鍋(底が平らで、鉄やステンレスなどの金属製のもの)を使用する必要があります。
  • 過熱防止機能: IH調理器には、過熱を防止する機能が備わっていますが、油を多量に使う料理など、状況によっては発火する可能性があります。
  • 電源プラグ: 高い電圧を使用するため、必ず専用の電源プラグを使用する必要があります。

便利グッズに潜む危険:NITE(製品評価技術基盤機構)の警告

 

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、IH調理器の上に汚れ防止シートを敷いて使用すると、火災の危険性があるとして注意を呼びかけています。

これは、汚れ防止シートによってIH調理器の温度センサーが正常に働かなくなる可能性があるためです。温度センサーが正常に働かないと、過熱状態になっても自動的に電源が切れず、火災につながる恐れがあります。

事例:汚れ防止シートによる火災

 

実際に、汚れ防止シートを敷いたままIH調理器を使用した際に、火災が発生した事例が報告されています。

これらの事例では、シートが溶けてIH調理器にこびり付いたり、シート自体が発火したりしています。

安全な使い方:取扱説明書を必ず確認

 

IH調理器や便利グッズを使用する際は、必ずそれぞれの取扱説明書をよく読んで、正しい使い方を守りましょう。

特に、以下の点に注意してください。

  • 汚れ防止シートの使用: 基本的に、IH調理器の上にシート類を敷いて使用することは推奨されていません。どうしても使用したい場合は、IH調理器メーカーが推奨する専用のシートを選び、取扱説明書をよく読んで正しく使用してください。
  • 調理中は目を離さない: IH調理器を使用する際は、調理中に目を離さないようにしましょう。
  • 異常を感じたら: 調理中に異臭や煙が出た場合は、直ちに電源を切り、使用を中止してください。

もしもの時のために:火災保険の確認

 

万が一、IH調理器による火災が発生した場合に備えて、火災保険の内容を確認しておきましょう。

火災保険には、火災による損害だけでなく、水漏れや盗難など、様々な損害を補償するタイプがあります。

まとめ:安全に、快適にIH調理器を使うために

 

IH調理器は、正しく使えば安全で便利な調理器具です。しかし、便利グッズとの組み合わせによっては、思わぬ危険が潜んでいることを忘れないでください。

取扱説明書をよく読み、正しい使い方を守って、安全に、快適にIH調理器を使いましょう。

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