-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
2024年10月 日 月 火 水 木 金 土 « 9月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
練馬区の電気工事店「株式会社koi-den」です。
今日は、どのご家庭にも存在する「分電盤」の役割と重要性をご紹介します。
目次
皆さんのご家庭にある分電盤。その役割は、
ことが分電盤の役割です。
お家の中には、電気を利用する設備がたくさんあります。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、照明器具、パソコン、最近ではオール電化のご家庭もありますし、電気時自動車用のEVコンセントなどもありますね。そういった全ての電気の大元が分電盤にあります。
電気を使用する物の場所、電気の使用量、必要な電流値や電圧値、すべてを計算し安全にご使用いただけるように電気工事士が設置しています。
参考として、とあるリフォームされた物件の分電盤をご覧ください。
右側にいくつも並んだ「ブレーカー」があります。その一つを拡大すると。
それぞれの電気の行く先が表示されています。一つ一つの「ブレーカー」には定格電流値が決められており、それ超えると危険なので遮断されます。お家で「あ、電子レンジだけ動かなくなった」などの異常が起きたら、まずはここを確認しましょう。
皆さんのお家にもありますが、どこにあるかご存じですか?
トイレの中や玄関、それぞれのお宅によって設置場所は違います。お家の中のデザイン性、安全性、使いやすさ、「内線規程」に準じた設置基準など様々なことを考慮して設置されており、一概に「この場所に設置されている」とは言い切れません。ぜひ、停電時など緊急事態になる前に、分電盤の場所は確認しておきましょう。
そんな分電盤、私たち電気工事士がよくお客様に聞かれることがあります。
「分電盤って、触ったらビリビリってきません?」
流れている電気は目に見えません、一般の方にとっては怖いですよね
答えは「ビリビリ来ません。」もし、ブレーカーを触っただけでビリビリがあった場合は、すぐに電気工事店に連絡しましょう。大変危険です。
、電気を異常が起きた場所に流さないように設計されています。
先ほどの画像の名称にもありますが「トイレ コンセント」「洋室 エアコン」などで電気が流れすぎることがあれば、そのブレーカーが落ち異常がすぐにわかります。
ですが・・・
上の画像は、先日知人宅でブログ用に撮影させてもらった分電盤です。
長年暮らしていて、最近は家主さんもご高齢で掃除などが行き届かないとおしゃっていました。見た目に決してキレイとは言えませんね・・・。CMやニュースなどでも報じられていますが、電気設備の周囲は埃や汚れが原因で火事になってしまうこともあります。実際にそういった火災事故も報告されていますので、皆さんも注意してください。
本題に戻ります。この分電盤、先ほどのリフォーム後に撮影した写真と違うのがわかるでしょうか?
分岐回路、それぞれの行き先がわからなくなっているんです。
アップにしてみると、ボールペンか何かで書かれた跡がありました。
これ、実は非常に危険な状態です。もしブレーカーが落ちた時どの場所で異常が起きたのかわかりません。
これから夏を過ぎて寒くなると、エアコンではなく灯油やガスのストーブなどを使用され、エアコン自体が使われなくなった後、そのコンセントやエアコンの機器の中で漏電や断線で異常が起きていても気づくことが出来ません。表示・名称はとっても重要です。
不安に思われたら我々電気工事士に依頼して、せめて名称だけでもチェックしてもらいましょう。
といわれています。分電盤自体の製造年月日の記載でも確認できますが、お住まいになられている年月で考えられても良いでしょう。
※賃貸にお住いの場合は、管理会社に確認しましょう。
、害虫が巣くってしまっていることもあります。
古い分電盤の多くは電線をネジ止めしており、そのネジが緩むこともあります。
上記のいずれも、火災の原因になります。
「今まで20年住んでて、何も起こらなかった」という考え方では、明日火事になるかもしれません。古くて汚れた分電盤は我々電気工事士に依頼して、点検を必ずしましょう。
電気は目に見えませんが、ショートなどの異常が起きた時にスパークなどで目に見えます。もしそのスパークでガスや灯油、ゴミや埃に引火すればたちまち大惨事です。
電気設備の点検は怠らずに依頼しましょう。
エコキュートやEVコンセント、太陽光発電設備やIHクッキングヒーター、大きな出力のエアコン、様々なものを新しく設置するときに重要なのは、その機器の「電気容量」です。ご家庭の分電盤のブレーカーそれぞれに「20A」や「30A」と表記があります。新しい機器に応じて空いているブレーカーを使ったり、今あるブレーカーから分岐したりすることで新しい機器に電気を送ります。
、容量に応じたブレーカーがない場合、分岐回路を新しく増設しなければなりません。
工事の内容としては、IHクッキングヒーターの設置場所まで分電盤から配線、分電盤に使用できる回路がない場合付近に分岐回路を新設、となります。分岐回路の新設は安全性を十分に注意せねばならず、熟練電気工事士の知見が必要となります。お家の電気を落として停電下での作業も必要になり、パソコンや録画機器、セキュリティシステムの対応など、やらなくてはいけないことも多くなります。
最近では、歴の浅い電気工事士が新設回路を設けた際に漏電事故を起こしたケースがあったようです。
分電盤が現在古く、点検の結果交換することになった場合は、回路数に余裕のある分電盤を用意できないか電気工事士に相談してください。IHクッキングヒーターなどを新設する際、配線工事などは必要になりますが予備の回路に接続するだけで済むので、停電する必要もありません。工事店によっては、工事費のトータルが大きく変わる可能性もあります。古い分電盤は、将来も見据えて交換しましょう。
分電盤の重要性や事故について書いていきましたが、どこに点検を依頼してよいかわからない方も多いと思います。
多くの方は、ネットで検索し「すぐに駆け付けます」という謳い文句や金額の安さで選んでしまうかもしれません。しかし、電気のことなどは「近所の電気屋さん」に依頼するほうが安心だと思います。
結局、早く駆けつけてくれても「出張費」がかかるかもしれません。金額で選んでも「安かろう、悪かろう」があるかもしれません。
「いかに近くにいる電気屋さんか」です。何かの異常で停電したとき、ネット上の業者に電話してもすぐには来てくれないかもしれません。安さが自慢の電気屋さんを停電時に呼んだり、点検や見積もりで呼んだら高い金額を請求されるかもしれません。
近所の電気屋さんであれば、緊急時に駆け付けやすく、日常的に相談できる距離にあれば依頼もしやすい。一番の理由は、「近所のお客さんだから、悪いことできない」という心理が働き、電気屋さんがお客様のお家の電気に真剣に向き合ってくれることです。
依頼してみたら、実はお子さんが同級生だったり、お買い物の際に通る道に電気屋さんがあったりするかもしれません。
皆さんの日々の生活に非常に重要な電気だからこそ、皆さんの身近な場所で電気屋さんを見つけていただきたいです。
もちろん、個人差もあるかもしれません・・・電気屋さんも人間なので。
合う合わないも、近くの電気屋さんに声をかけるぐらいでわかることもあると思います。
ネットの業者さんが来た瞬間、すごく嫌な感じでも「チェンジ」なんてこと出来ませんもんね。
今回は分電盤についての記事となりました。
という内容でした。
もちろん、弊社「株式会社KOI-DEN」も、練馬区を拠点にしておりますので練馬区、または近辺にお住まいの方はぜひお問い合わせください。熟練電気工事士が真剣にお話を聞かせていただき、適正な価格と作業内容で対応します。