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意外な電気代一位!炊飯器の消費電力を抑える方法と有効活用法を教えます

はじめに

「電気代の犯人は冷蔵庫やエアコンでしょ?」──そう思っていた私たちを裏切るのが、炊飯器。1日2回炊飯+長時間保温を続けると、月の消費電力量は冷蔵庫に匹敵するケースもあります。そこで本記事では、

  1. 炊飯器の電気代が高くなる理由

  2. 今すぐできる節電テク7選

  3. 炊飯器を“電気代カット&時短調理器”にする活用術

を、30代主婦目線でわかりやすく解説します。最後に1か月あたりの節約効果を試算し、家計に直結するメリットを実感していただきます。


1. 炊飯器の電気代が高くなる3つの理由

項目 内容 電気を食うポイント
炊飯時 約700W〜1,200Wを15〜50分使用 高温スチーム&IH加熱
保温時 約30W〜60Wを数時間〜24時間 長時間の低温維持
古い機種 10年以上前のマイコン式が多い 断熱性能・センサー精度が低い

平均的な家庭(1日2合×2回炊飯+10時間保温)の場合
炊飯: 0.5kWh/日 保温: 0.4kWh/日
計0.9kWh × 31日 ≒ 28kWh → 約870円/月(※電力量単価31円で試算)


2. 電気代を抑える7つのポイント

① 週末まとめ炊き+冷凍保存

  • 3合〜5合を一気に炊き、ラップ・ジップ袋で小分け冷凍

  • 平日はレンジ600Wで2分解凍→保温ゼロ

② タイマー予約で“冷水スタート”

吸水時間をタイマーで確保すれば、白米モードの立ち上がり消費電力を約10%削減可。

③ 保温は「2時間が損益分岐点」

  • 2時間以内:保温

  • 2時間超:冷凍or冷蔵でレンチン
    最新機種の「節電保温モード」も◎。

④ 早炊きより“浸水+通常炊飯”

早炊きは加熱時間を短縮する代わりにピーク出力が高め。事前浸水で通常炊飯の方がトータル消費電力は少ない。

⑤ 内釜に断熱シート or タオル包み

炊飯終了後、内釜ごとタオルで包むと放熱を防ぎ、保温電力を約15%ダウン。

⑥ 省エネ性能★4以上の新モデルへ買い替え

10年使用の旧型→最新IH圧力炊飯器で年間約2,000円節約のデータも。

⑦ 料金単価の安い時間帯で炊飯(時間帯別契約向け)

夜間割引プランなら、ピークシフトでさらに▲5〜10%。


3. “炊飯器シェフ”で電気を味方に!有効活用アイデア

メニュー 方法 ガス・IHとの比較
さつまいも & 蒸し野菜 内釜に網と水200ml、スイッチON 鍋より火加減不要・吹きこぼれなし
鶏むねチャーシュー 調味料と鶏肉を入れ“保温”1時間 コンロを塞がず光熱費ほぼ同等
煮込みハンバーグ 成形〜内釜投入→通常炊飯 フライパン+弱火30分より省力
ショートケーキ風スポンジ ホットケーキミックス+卵 オーブン180℃ 35分→炊飯器45分で同等

ポイント

  • 内部が一定温度で長時間維持=低電力スロークッカー

  • 料理中コンロが空く→同時調理で時短

  • 洗い物は内釜1つ


4. 1か月あたりの節約シミュレーション

ケース 炊飯・保温パターン 月間消費電力量 月額電気代*
A. 従来(2回炊飯+10h保温) 0.9kWh/日 約28kWh 約870円
B. まとめ炊き(週2回炊飯) 0.5kWh×8 + 0.2kWh×22 約20kWh 約620円
C. まとめ炊き+最新機種 B × 0.8(省エネ4割保温ゼロ) 約16kWh 約500円

*単価31円/kWhで計算
⇒ 差額370円/月、年間4,400円の削減! 米10kgがほぼタダになる計算です。


5. 炊飯器で作る“電気代カット”時短レシピ3選

  1. 塩麹鶏ハム

    • 材料を内釜に入れ保温モード1.5時間。朝セット→昼サラダに。

  2. オートミール粥

    • 夜タイマー予約。朝は保温でとろとろ食感、糖質オフ朝食に最適。

  3. 豆と根菜のミネストローネ

    • 具材全部投入→通常炊飯。コンロ不使用で夕飯の“あと一品”完成。


6. まとめ

  • 炊飯器はキッチン家電の電気代トップクラス

  • 節電のカギは「保温時間の削減」と「まとめ炊き」。

  • 料理機能を活用すればコンロ同時調理による時短&ガス代節約も叶う。

  • 最新省エネモデル+タイマー+冷凍保存で年間4,000円超の電気代カット。

今日の夕飯づくりから、ぜひ一つだけでも試してみてください。小さな節電が、安心の食費とゆとり時間を生み出します

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